「自由」と「平和」
人類にとって、今なお自由と平和こそ最高の望みである。歴史や文化、宗教、政治経済体制こそ違え、世界各国の民衆は自由で平和な生活を望んでいる。それは、いつ如何なる時代、どのような民族にとっても、共通の願いであり祈りであった。
しかしながら、現実は金権万能思想の蔓延が人々の健全な精神を蝕み、民族エゴイズムによる覇権主義が国際社会を徘徊している。この金権主義と覇権主義こそ「平和」を脅かす最大の敵である。これは等しく正解の真の自由と平和を願う人々の共通の認識であろう。まさに現在の世界各国は内憂外患の危機にあると言ってよい。
従って「自由と平和」に対する新しい理念を確立し、自由と平和の旗の下に各国の民衆が団結し、今後の人類が進むべき方向性を再構築することが、世界にとって緊急の課題である。
日本文化振興会は、その目的のため、自由と平和を希求する世界各国の人々が交流し、相互の文化に対する理解と信頼を深める場として「国際文化会議」を主催し、また世界各国の協力を仰ぎ、「JCA国際文化賞」を設立、世界の自由と平和に貢献したと認められる文化的価値を創造した人物、及びそれを支えた陰の存在に光を当て、これを授賞、顕彰していきたいと考える。
精神文化の向上と善なる人間性の確立こそ、世界の真の自由と平和に寄与するものと信ずるからである。 |